2010年 04月 01日
ひろっこ掘り (4.01)
大戸川の土手の雪も、すっかり消えたので、
ひろっこを掘りに行きました。
早春の野原での採集は、とても楽しいです。
縄文のDNAが踊りだす感じで、うきうき。
畑に堆肥をいっぱい入れて植えつけても、
川岸に自然に生えているのには、どうしてもかないません。
川のひろっこが絶えないように、必ず全部は抜かないで、
あちこちにも、数本づつ植えつけておくと、
数年で、何十本もの株になります。
早春のテレビ番組などで、レポーターやアナウンサーが
「ひろっこはノビルの別名で‥‥」
などとコメントしたりしますが、
私は、思わず「公共の電波でおべだ振りして嘘こいて、ノビルは全く別ものだべ、」
と突っ込みを入れています。
ひろっこは、あさつきの事ですし、
ノビルは株立ちにはならなくて、1本づつ生えていますし、
地中に、丸いパチンコ玉位の白いニンニクのような味の玉が付いています。
ひろっこを洗って根を除き、(この作業が大変、ばあちゃんにお願い)
クルミを煎って、割ってから、
実をほじくりだし〈ここもばあちゃん)
夕食は、お浸しと、人参も混ぜて鮮やかな彩りのクルミ合えの2品が
できました。
旬のものをいただくと、体内がシャキッとします。
お金や、かっこよさはないけれども、優雅な田舎暮らしだなあと
自画自賛したくなるひと時でした。
by ellwangen
| 2010-04-01 20:53
| 山野草と樹木