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猫の目農政に振り回されて

 国は、20HRをひとつの単位とした集落営農→特定農業団体→
特定農業法人にと、農業を再編したいとして今やっきになり広報活動に
励んでいます。
それに呼応して、あちこちの村で、家々にアンケート調査、座談会や
臨時総会が開かれています。
NHKのクローズアップ東北で、山内水の又集落が集落営農に漕ぎつけるまでの
様子が映し出されていました。
耕作放棄が目立って来て、用水路の維持管理もままならなくなり、
切羽詰った状態に陥っていたので、比較的容易にまとまったと、
平坦地の私達からは思えました。
農家が個々に機械を持つ負担は確かにありますが、丁寧に使って部品交換を
しなければならなくなった時に、その1つの部品はもう製造中止で
すっぽり買い替えるしかないなどの問題点について、農水省は何もしません。
そこが改善されれば、農業生産費は30%くらいに落ち着くのでは。
農協の整備課でも、動かなくなった機械をその為に数台は捨てないで置いて、
そこから、必要な部品を抜いてくれたり、探してくれたりしていますが、
限界があります。
そこを改善してくれればかなり、農業の収支は良くなります。
ドイツの農家に泊まったときに聞いたのですが、
50年間、部品は作らなくてはいけないという法があるそうです。
 
 県や市でもかなり焦って、立ち上げにやっきになっています。
今まで経済はどんぶり勘定で、酒飲み日本一に貢献してきたあきたの
男性農業者はリーダーにはなれたとしても、法人化した企業の会計者に
はどれくらいの適任者が、果たしているだろうかとかなり不安です。
もし失敗したら吸収されて、淘汰された優秀な法人だけが生き残り、
国はその事は、十二分に承知して待っているでしょう。

 今まで農業には認められていなかった、積み立て準備金が組織には
今度認められ課税から外されるようになったからと、
通知が役所から昨日届きました。
全く見切り発車で、あとからおまけ?がついてきて、説明会か秋田市の
ホテルでした。
私もまだまだ分からない事が多くこの件につきましては、また報告します。


by ellwangen | 2007-01-10 21:09