2006年 06月 19日
薬師岳 (岩手県 1645m)
降らず照らずの18日でしたが、岩手県側も同じようなお天気でした。
すぐ向かいの早池峰山は、おそらくお祭り並みの人出でしょうが、
こちらの薬師岳は、会う人もまばらで静かな山行を楽しめました。
下から上まで、おさばぐさ(筬葉草)の群生が見事でした。
この花は、日本海側の多雪に守られて、細々と生息している
日本固有の一属一種しかない、貴重な花という事を帰ってから調べて知りました。
名前の由来は、機織りの道具のオサに葉が似ている事からの由来の事。
全山がこの花で真っ白でしたから、そんな重要な花とは露知らずでした。
(写真の奥の方も、真っ白なのが見えるでしょう)
地形図でも何でも、帰ってきてからの方が頭に入ります。
登山口で、携帯トイレの販売や、荒らさない為ストックにカバーをつけるようにの
指導もあり、以前とはかなり違いました。
去年、シャトルバスを待つ間に道端の少しの蕗を取り、ザックに入れた人が
バスを降りた途端に、待ち構えていた警察に捕らえられたのを見たという
仲間の話を聞きました。
早池峰と似ていて岩だらけの山で、私の足では寸法足らずで
両手懸垂を多用しての下山でしたが、今回も無事に帰宅。
途中の道の駅で、父の日のお土産に、
旦那が苦手な甘口のワインを購入。
(365日休肝日なく、まずビール 次に日本酒ですから、健康を考えるやさしい妻)
一病(?)息災に、早池峰エーデルワインでやれやれと乾杯しつつ、
仲間の心配りに感謝です。
(岩に張り付いている花は、イワウメ)
by ellwangen
| 2006-06-19 20:19